SPDRマンです。
つい先日、S&P500指数が高すぎるのではないかと、
勝手に騒いでおりましたが、独立記念日の前に謀ったかのごとく、
NYダウ、S&P500、NASDAQ仲良く揃って最高値を更新しました。
アメリカの繁栄を示していると言ってしまえばそれまでなのですが、
なんかここまで来ると、米国経済は一周回って、資本主義の皮を被った
計画経済なんじゃないかと疑いたくなるレベルです(笑)
もちろんSPDRマンもその恩恵を受けている者の一人には違いないのですが、
各種経済指標の鈍化に比べ、順調すぎる株価に若干の不安を覚えています。
もっとも、SPDRマンのように不安な心理を持つ市場参加者がいる以上、
まだまだ上昇余地があることも事実ですし、高値を更新し続けていくのではないか
という期待もあります。しかも気持ちとは裏腹にポジションは強気です。
(単純なインデックス投資をしているので単にポジション変更できないだけです…)
前回の最高値更新時と大きく異なるのは、FRBの市場に対するスタンスと、
債券利回りの低さです。SPDRマンは債券を保有していないこともあり、
指標としてチェックしているのは米国10年債の利回り程度です。
長短金利差やイールドカーブなどはニュースで話題になった際に、
添付の図やチャートがあれば確認する程度でそこまで気にかけておりません。
本当は、今日は債券利回りのことをブログに書こうと考えていたのですが、
最高値更新の方に完全に引きずられてしまいました…
ただ、株価と債券価格の相関性のことを考えると、
通常であれば株が買われると債券が売られ利回りは上昇し、
逆に株が売られると債券が買われ利回りが低下するはずなのですが、
今回は株も債券も買われるという状態になっております。
株と債券のどちらかが間違った動きをしているということです。
SPDRマンは今回は債券の動きが操作され、株高に誘導されているように
感じます。(根拠はありません、個人の直感です)
もちろん全く根拠がないわけではなく、FRBの利下げに対する市場の
折り込み具合が先鋭化している可能性が高いという一般的な見解に
多少乗っかっております。
もし逆に、債券利回りの上昇が止まらなくなり始めたら、
それは本格的な景気後退の始まりかもしれません。
ただ、各国の債券利回りの差が為替相場の主要因であることを考えると、
ドル高円安に振れてくれるので(日本が低金利であり続けることが前提ですが)
案外悪いことではないのかもしれません。
と言っても米国の株式が崩れてしまっては元も子もないので、
何事もほどほどが一番だと感じるSPDRマンでした。
なんだかんだ言っても最高値更新が嬉しい方はクリックお願いいたします!