ヌルヌル綱渡りプレイ

2022/07/13

 

当ブログで説明するまでもなく、ロシアが資源外交で揺さぶりをかけているため、世界のエネルギー市場は綱渡り状態です。


果たしてヌルヌル綱渡りプレイの勝者は誰になるのか、プーチンなのか、オイルメジャーなのか、アラブの石油王なのか、はたまた総合商社なのか、それともやっぱりバフェットが全て持って行くのか、その行方がどうなるかは知りませんが、石油をめぐる争いが戦争に繋がるのは、20世紀とまるで変わらない構図です。


戦前の日本もオイルが足りず結局戦争に向かいました。戦時のコモディティートレードは、トレーディングセンスだけではなく、国家権力や武力も必要になって来ます。


コモディティー価格は何で決まるかという問いに対して、外交関係者の模範解答は「平時は市場が価格を決定し、有事は国家が価格を決める」です。(この辺りの感覚は投資家とは明確に異なりますね)


全身をオイルでテカテカにできるのは平和と富の象徴なのかも知れません。

QooQ