投資の勉強はリターンに繋がるか

2022/11/13

 

日本の大学生は勉強をしないと言われておりますが、それは大学での勉強が金銭的なインセンティブにつながっていないのも大きい気がします。


もっとも、勉強するのもしないのも本人の自由ですし学問に必ず実利があるという発想も少し野暮な気もします。


そういう意味においては投資の勉強はある種実利の塊であり、綺麗事を言っている場合ではないのかもしれませんが、その効果が本当にあるかどうかは、リターンに跳ね返って来ます。


自分ではしっかりと学んでいるつもりでも全然結果に繋がらないという方もいらっしゃれば、勉強そっちのけで何となく投資をしていてもしっかりとリターンを享受している方も出て来ます。


一見すると不公平のようにも感じますが、センスや才能にとどまらずその適性を見極め最適な手法に辿り着き実践を続けることができるかも含めて結果に影響を与えるため、非常に属人的な要素もある世界です。


努力が全く無意味で先天的な能力や運だけが結果を支配するのかと問われると、手法によってはそのような結果に落ち着くこともありますが、どんな世界にも抜け道は存在します。


そう言ったバグをハックすることが、現代の研究や起業、マネーゲームのコツとされる一方で、そのこと自体に気がつくことすら環境や運の要素に委ねられるという論調も依然として強いです。


おそらく自分自身が勉強や努力を認識し肯定しているようなレベルでは研鑽が足りず、手にした結果も本当は偶然の要素の方が強いのかもしれません。


偶然の結果の中に強い必然性を見出し、それを本当に自分自身のものに昇華できるかどうかが物事を極められるかどうかの分岐点であるならば、それを超えられなければ今までの努力は無に帰するかもしれない。


投資の場合、良くも悪くもリターンとしてしっかりと目の前に結果が提示される以上、目の前の現実から目を背けてはいけません。

QooQ