2010年代に全く兆しがなかったといえば嘘になりますが、それでもGAFAM各社の株価下落・決算ミス・リストラ策と今のような状況がここまで早く訪れることになるというのに驚く方は多いのではないでしょうか。
色々と言われておりましたが、なんだかんだで予想を上回る決算で圧倒し、優秀な人材をあたかも終身雇用かのごとく囲う姿は、日本企業が成し遂げられなかった何かがそこにはあるようにも思えました。
個人的には企業カルチャー的に絶対に働きたくない企業も含まれますが、人によっては自らの夢を追求できる理想的な職場環境があったものと思われますし、今も一部には残っているのでしょう。
ジョブ型雇用の本質は会社のブランド以上にそこで何を成し遂げるかなのかもしれません。日本型雇用のように会社のブランドである程度押し通せるような身分社会は生産性を阻害していることでしょう。
ただ、ナイスミドルになっても引き続き理想の職場を提供してくれると思われていた米国の超優良企業は、脆くも健康診断に引っかかりました。
おそらく癌みたいな深刻な話ではなく、痛風や疣痔なんかと戦っているものと思われますが、奴らも奴らで強敵です。
GAFAMもバリウムを飲んでプリン体を気にしなければならないお年頃になりました。