ある種のバグや制度上の欠陥を突くことで莫大な利益を得ることができる瞬間というのが、投資の世界では訪れることがあります。
市場の歪みを見つけたときに真っ先にそれを正すことができれば多大な恩恵を受けられる一方で、制度の歪みが是正されずそれによって救済されない人々がいるのもまた、世の中の光景です。
中東諸国の貧困問題も、制度設計のミスや一種のアルゴリズム上の問題だと涼しい顔をして先進国が指摘することができたのは過去の話で、身近に貧困問題が忍び寄って来ているのは日本も例外ではありません。
残念ながら日本はアルゴリズムの構築に失敗し、株式市場も中央省庁も中央銀行も相対的に弱体化してきたのが、この失われた何十年かではなかったでしょうか。
全ての人に機会は与えられているものの、チャンスは平等ではなくまた理不尽なことも多いですが、それでも投資に一筋の光を感じた方はそこにチャンスがあるということです。