かつて快進撃を続けてきた戦後の日本経済は、いつからか低迷が始まり気がつけば失われた何十年かが延々と伸び続け、本当に世界の成長から取り残されるようになりました。
かつての日本社会が生き急ぎ過ぎたのか、そういった側面も否定はできませんが、国際競争においてはかつての成功モデルが通用しなくなり得意なカイゼンでは太刀打ち出来なくなったということかもしれません。
国全体ではどうにもならないのかも知れませんが、幸いにも個々人がグローバルに世界へ投資できる時代においては、一個人としてはできることもあります。
そういった小さな努力の積み重ねや経済的な自律が、国をも動かす強い力となるのです。
転落の時代にもなお田中角栄を引用できるのは、社会資本の蓄積において日本はいまだに挑戦者であることに変わりがないということです。