JPモルガン【JPM】のジェイミー・ダイモンCEOが、保有する同社株の一部を売却することが明らかになりました。
在任中の売却は初めてとのことです。
名物経営者の自社株売却は当然ながら悪材料となり、金融セクター全体が下落しておりましたがJPモルガン株も3%以上の下落に見舞われました。
別に会社の将来を悲観しているわけではなくても、必要なときに株式を売却し税金対策や運用の多様化させることは自然なことです。
それ以上にダイモン氏レベルの人間になると、お金をどう使うのかの方にも注目が集まり社会的責任を問われるものです。
儲けたお金は好きに使えば良いというのが普通の人の発想ですが、責任のある立場の人間は決してそうは行かないのです。
人によってその額は異なると思いますが、資産総額も過ぎたるは猶及ばざるが如しで、適正水準というものがあるのです。
自らにとって心地よい水準を見出すことも、投資家としての成功の一つの要素なのかも知れません。