成長期待ジレンマ

2023/11/25

投資

 

エヌビディアに集中する過剰な期待が今までの株価を押し上げていたのは誰もが認めるところですが、実際の価値の見極めというのはかなり難しいでしょう。


織り込み済み至上主義の方には今の株価が正しい価額となりますが、仕手株のような悪い例を出すまでもなくそんな事はありません。


いくら理論的には正しくても、それは物理の公式が摩擦のない世界での議論であることと同じで、現実の世界には摩擦が存在するのです。


業界やセクターのナンバーワン企業がバンドワゴン効果の影響を受けるのは、今も昔も変わらずのようで、半導体業界ではかつてインテルがこの座におりましたが、今やAMDより低い時価総額に甘んじているようです。


そう言えばヘルスケアセクターも絶対王者として君臨していたジョンソン・エンド・ジョンソンがケンビューのスピンオフがあったとはいえ、イーライリリーに抜かれ結構な差をつけられております。


肥満症治療薬は生成AI並みのゲームチェンジャーと言っても差し支えないのかもしれません。


指数ではなく個別株で調整されている方はこういった持ち替えはうまく対応できているのでしょうか。(バフェット氏はちゃんと売却しておりましたね。ただ、そのままガチホの方が高パフォーマンスの可能性もありますが)


もっとも当ブログの持論は2型糖尿病ではなく1型糖尿病患者を救えですので、痩せ薬に興味はありません。

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