アクティブ超え

2024/02/02

ETF

 

かつては一部の機関投資家やトレーダーを除けば、ETF何ぞへの投資というのはマイノリティーの嗜みみたいな扱いでしたが、とうとう昨年末世界のパッシブ運用型株式ファンドの純資産が初めてアクティブ型を上回ったそうです。


いずれはそういう時代が訪れるとは言われてはいたものの、奇しくも新NISA開始の年に訪れるという、タイミングとは奇妙なものです。


未だに【SPY】が純資産総額トップのようですが、信託報酬の差から【IVV】や【VOO】だいぶ追いつかれて来ており、圧倒的ナンバーワンETFだった時代は過去のものとなり、順位が入れ替わるのもそう遠くはないでしょう。


良いサービスも競争に晒してこそ洗練され、一社に肩入れはせず上手く使い倒して行く。


ただ、多数派になるということは良くも悪くも凡庸化していきます。


その意味においては、自らアクティブに組み立てる資産運用の方にマイノリティーとしてのチャンスは移ったのかもしれません。

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