逃避先として人気の米国債、日本の（円建て）投資家にとっては為替のリスクもあるため安易に逃避先とは言えないかもしれませんが、以前に比べると高金利の昨今、情勢不安で株式市場に不安があるのであれば良い置き場とされて来ました。
ただそれもコモディティー市場やインフレが落ち着いている場合の話であって、現実の危機が訪れた場合、残念ながら期待していた通りの役割は果たせないのではないかと指摘されております。
ポートフォリオの一部に債券を組み込む伝統的なアプローチはそれなりに人気がありますが、ことに債券を専門に投資をしている方というのは扱う額も大きくプロの世界という印象もあります。
そういう世界で勝つというのは資金力もさることながら、センスが求められるということです。
期待リターンが株式＞債券とは言われておりますが、難易度がそのまま株式＞債券とはならないのも投資の世界の難しさです。
安全資産はやはり神話なのです。
