かつてぼったくり投信が蔓延していた頃(今でも結構そういった商品も残っておりますが)まだまだETFの商品数も少なく資産規模も少なかったため牧歌的な雰囲気がありました。
ETFに投資しているのは機関投資家を除くと一部の投資好きが用いる商品的な扱いだったかもしれません。
それが今では一般的な指数連動商品やコモディティ連動商品にとどまらず、レバレッジや単一銘柄系、さらには暗号資産などあらゆるテーマが商品化され利用されるようになり、ETFがより身近な存在になって来たのではないでしょうか。
それ自体は良いことだと思う一方で、使い方を間違えると危険な商品も増えてきたようにも感じます。
それはETFに限らずどのような商品分野にも言えることですが、革新的な動きには正の側面だけではなく必ず負の側面も現れます。
それを理解した上で向き合うのであれば非常に良い時代だと思います。
もちろん正の側面の恩恵だけを享受できることなど幻想であるのは百も承知ですが、それでもなおその可能性に賭けることに投資の価値はあるのです。