VOOの優位性

2019/06/08

ETF



SPDRマンです。

自らはSPDRに投資しておきながら、かなり自己矛盾なタイトルです。

S&P500指数に連動するETFを挙げてみると現在、
米国ではSPY(ステート・ストリート)、IVV(ブラックロック)、VOO(バンガード)
日本版は1547(日興AM)、1557(ステート・ストリート)、1655(ブラックロック)、
2521(日興AM・為替ヘッジあり)などの選択肢があります。

この他にも選択肢はないわけではないのですが、日本で投資するとなると上記の商品が
主な投資対象先となります。

信託報酬で比較すると、2019年6月現在では
米国:VOO(0.03%)<IVV(0.04%)<SPY(0.0945%)
日本:1557(0.0945%)<1655(0.15%)<1547(0.15%程度)=2521(0.15%程度)
となっております。

分配金利率(配当利率)は期ごとに異なるのですが、印象としては、
IVV>VOO>SPYの順で高い印象です。
(日本版は商品により年間の配当回数が異なる為、比べておりません)

ただ、一方でSPYは米国初で現在も最大の資産額誇るETFということもあり、
流動性が非常に高いため、プロの機関投資家の方にとっては必須の商品のようです。

SPYが老舗でシェアが高いところを、VOOとIVVが低価格競争で猛追している構図です。
ですので、単純に費用面で見るとVOOとIVV、特に信託報酬の引き下げをリードしている
バンガードのVOOに軍配が上がるかと思います。

日本版の商品は、いずれも取引量が少ないため、それぞれの本家の商品と比べると、
流動性が低く大量に売買するのには向きません。

では、なぜSPDRマンは日本版の1557を利用し続けているのでしょうか。
その理由の一つには買い付け手数料の問題があります。
1557はカブドットコム証券で、1655は楽天証券で、取引手数料無料で売買できます。
また、売買代金が10万円以下であれば手数料が無料になる証券会社さんもあり、
そのようなところで売買することも可能です。
(最近ですと、岡三オンライン証券では20万円まで売買手数料無料にできるそうです)

SPDRマンも米国株を始めた当初は少額でのスタートでしたので上記のようなサービスに、
大変助けられました。(現在もですね笑)

また、国内版の1655や2521は最近になって出てきた商品で、
当時は選択肢にありませんでした。しかも後発商品にも関わらず信託報酬が高いため、
乗り換えの対象にもなりませんでした。(乗り換え誘導のために貸株利率を引き上げる
キャンペーン等も実施されておりましたが、長くは続きませんでした)

もう一つは為替のコストです。米国版を購入するためにはドルに換える必要があります。
ここにもわずかですが、費用がかかります。そして為替は動きますので、どうしても
交換のタイミングを探ろうとしてしまいます。また、アメリカ国内の証券会社とは異なり
日本の証券会社で米国ETFを購入しようとすると手数料が発生してしまいます。
為替のことと、アメリカ国内の手数料事情を知ってしまうと二重の負担を課せられており
余計に買いにくくなってしまったのです。

その結果、惰性で1557を利用し続けることになったのです。
日本の国内の証券会社もNISAでの買い付けであれば、
米国ETFも無料で取引できるところもあります。

ただSPDRマンは、つみたてNISAの対象商品が良くなってきたことを確認し、
NISAからつみたてNISAに移管したため、VOOには移らず、
1557をホールドし続けることにしました。
そのためVOOマンではなくSPDRマンになったのでした。

なので今からETF投資を始められる際はVOOの利用をおすすめいたします。
そして、あえてネタとしてSPDRを購入することで、
 SPDRマンのキャラの存在を脅かそうとするのは止めてください(笑)

本気でSPY/1557を購入されている同士の方は、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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SPY/1557派の皆様、是非今後も一緒に買い付けて行きましょう!

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