SPDRマンです。
銘柄紹介の一発目を、SPYではなくVOOを紹介してしまいました…
同じ投資対象先であれば、最も魅力的な対象先に投資した方が良いですよね!皆様にその時点での最良の情報を伝えていくことこそがSPDRマンの使命です(笑)
ただ、日本国内でお手軽に始めるのであれば、SPDR(SPY 1557)も負けてはいません。そこで今回は、国内版の1557について紹介してみたいと思います。
現在、S&P500指数に投資するとなると、ETFまたは投資信託を購入することになるかと思います。SPDRマンは、投資信託に関しては今年つみたてNISAに切り替えて、購入を開始したばかりですので、そこまで運用経過に関する蓄積がありません。ですので、自らが保有し続けている1557のこれまでを辿ってみたいと思います。
本家SPYは1993年1月29日に米国初のETFとして上場しましたが、1557が登場するのは、その18年以上後の2011年3月24日でした。
ブログ記事のトップ画像は上場当時の資料からの抜粋ですが、S&P500指数はリーマンショック後の下落から、まだ完全にはリカバーできてはおらず、ドットコムバブルの山と合わせるとフタコブラクダのようなチャートになっています。🐫
この当時の指数の構成銘柄のトップはエクソンモービルでした。アップルもiPhoneの登場後ですので、順調に時価総額伸ばしてきていました。(東証上場前の資料の詳細はこちら)
1557の上場初日の価額は始値・終値ともに1株10,510円で、出来高は1,752ほどでした。先週末(2019年6月7日)時点での終値が30,950円ですから、ちょうど現在の1/3くらいの価額でスタートしたことになります。
基本的に本家SPYと同じ動きをたどりますが、気をつけなければならないのは為替です。SPYを円で購入することになるので、当日の為替が1557の価額に影響してきます。
簡単に説明すると、本家SPYはS&P500指数の1/10ドルほどの金額で推移するように設定されております。例えば先週末(2019年6月7日)時点でのS&P500指数の終値が、2,873.34なのに対して、SPYは287.65ドルと、おおよそ1/10ドルの価額です。前日のSPY終値の価額に為替を掛け合わせたものが、1557のおおよその価額となります。
SPDRマンは前日のS&P500指数(または日本時間のS&P500先物指数)に当日のドル円を掛けて、10で割って算出しております。
例えば、週明けの1557の予想参考値は、
2,873.34×108.18÷10=31,083.79
ということで、31,050円〜31,100円程度と算出できます。
2019年6月7日時点での終値が30,950円、6月7日NY市場でS&P500指数は上昇した一方で、ドル円は若干円高になりましたので、まぁ妥当な価額ではないでしょうか。
ただし、より正確に算出するには、日本の取引時間におけるS&P500指数の先物の値なども確認する必要があるため、注意が必要です。また、1557は流動性が低いため、大量の買い注文または売り注文が出た場合、参考価額から大きく外れることもあります。
そのため、思った通りに約定できない可能性もある一方で、上手く指値を用いれば、少量の取引であれば通常よりも安く買い付けたり、高く売却できる可能性もあります。逆に成り行きで買い付けたり売ったりすると、高値掴みをしたり安値で売ってしまうことになる可能性も出てきます。
ただ、長期で保有する場合はその差は単なる誤差程度のものになりますので、そこまで心配する必要はないのではないかと、SPDRマンは楽観的に捉えております。
皆様も銘柄選定に迷った際は、1557の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
1557は良い商品だとご賛同いただける方は、是非クリックお願いいたします!