本質的価値に投資する米国株

2019/07/19

投資



SPDRマンです。

決算シーズンは個別株の明暗が分かれる時期です。
評価の割れるタバコ株が爆上げすれば、FANG銘柄と呼ばれる銘柄の一つは
失望売りに遭い、永遠の不発弾がパッと輝いたりと、やっぱり株は面白いですね。

個別株は投資家それぞれの個性やセンスが問われますが、
皆様は満足した結果は得られましたでしょうか。

もちろん、今期の決算は長い株式投資のワンシーンに過ぎず、この決算が良かったから
今後も安泰とか、逆に悪かったのでもう再起できないというわけでもなく、
むしろ買い場だったり、逆に最高の売り時だったなんてことは後々わかることです。

その点、インデックス投資はその対象の価値全体に賭けるため、
個別株ほど決算時期が重要というわけではありません。もちろん全体の傾向として、
業績が良い企業が多いとか、少ないとかを自分なりに判断し、アセットアロケーションを
調整することも時には必要かもしれません。

しかし、投資をする以上は大きな軸がブレるようなことはあってはなりません。
それは本質的な価値に投資をするということです。

SPDRマンのブログに目を通して下さる方の多くは、米国株やETF、投資信託に
本質的な価値を感じて投資をしている、または投資を考えていることと思います。

SPDRマンも多くの資産をS&P500指数のインデックスに振り分けているのは、
自分なりに考えた結果、ピンポイントで押さえることはできないまでも、
指数の中に本質的な価値があると感じているからです。

米国が覇権を握っているからなのか、新しいベンチャー企業が次々に登場し、
指数を押し上げ続けるからなのか、それとも伝統的な企業が安定的な成長によって、
投資家に安定したリターンを享受させ続けているからのか、複合的な要因が
結果として安定した成長曲線を描いているのか、断定することはとても難しいです。


SPDRマンが本質的な価値を生み出す源泉だと考えているものの一つに、
宇宙開発があります。この言い方で捉えると何だか夢がありそうに感じますが、
宇宙開発は軍事技術と表裏一体の関係であり、軍事技術への投資こそが、
今のGAFAやBATHと呼ばれる米中の企業の躍進の原動力となっています。

冷戦期にこの軍事技術開発の恩恵を何よりも受けていたのは、
緩衝地帯としての日本でした。朝鮮特需からバブルの頃の東芝機械ココム違反事件まで
まさに軍事技術が日本経済を支えていたと言っても過言ではありません。
どうしても金融バブルに目が行きがちですが、本質は宇宙開発・軍需マネーの流れの
移り変わりに過ぎません。

例えば日本がOS技術の覇権を握れる可能性もないわけではありませんでしたが、
TRONプロジェクトは米国の覇権に対する重大な挑戦となり、スーパー301条によって
潰えました。この時点では飛ぶ鳥も落とす勢いだった日本の電機メーカーが
のち現れるマイクロソフトやグーグルに及ばない企業になることは
既に決まってしまっておりました。実はアップルもこれによって守られました。
(今の日米それぞれの企業の時価総額を見れば一目瞭然です)

SPDRマンの拙い感覚では、米国が今の勢力を維持するのは、10年20年程度のスパンでは
変わらないだろうと感じております。
だからこそ、日経平均でも上海総合指数でもなく、S&P500指数に連動する商品に
賭けているのです。

適当お気楽インデックスブログにしては、少しはまともなことを言ったんじゃないか
という気がする(気がするだけです)SPDRマンでした。

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