SPDRマンです。
先日は思いっきりポジショントークに走りましたが、
改めて投資ブログの価値について考えてみたいと思います。
まず誰にとっての価値かということに関してですが、
これはブログの発信者側と読者側で被る恩恵が異なります。
・読者としての投資ブログの恩恵について
SPDRマンも投資ブログを開設したのはつい最近のことですが、
米国株ブログ村をはじめとした投資ブログの読者としては、結構古参かもしれません。
現代のネット社会において、企業の公式サイトや、
金融機関のホームページの投資商品の情報など、投資に関する情報は溢れておりますが、
当然IR情報や金融機関のサイトは商品を売り込むため魅力的に作られております。
そういった飾られた情報ではなく、実際にその投資商品に投資している方の経験や率直な感想、
パフォーマンスなどを直に知ることができるのが投資ブログの魅力です。
そして、ブログの良さはその投資家の人柄が伝わって来ることです。
凄まじい高パフォーマンスを叩き出す方、見繕ったポートフォリを載せる方もいれば、
爆損を実況することで投資の厳しさを身を持って伝えるなど、ブロガーの個性が出てきます。
読者は自らに近い投資法のブロガーに共感したり、対極にある投資手法を批判したり、
自らが実践できなかった手法のパフォーマンスを知って影響を受けたりと、
何らかの気づきを得ることができます。
(ただ、この新しい気づきが良い方向にも悪い方向にも作用する可能性があるのが
投資の面白いところです)
また、コメント欄(用意されている場合)やTwitter等のSNSでブログの作成者と接触し、
コミュニケーションをとることができるのも、ブログ読者としての大きな利点です。
実際に疑問に思ったことや、感想や意見のやり取りができるというのも、
ブログやSNSの良いところです。
上記のような特性を十分に把握し、玉石混淆の情報を自分なりに精査して、
自らの知識に昇華していくことができれば、投資ブログを読むことは大変意義があります。
・発信者としてブログを運営していくことの恩恵について
続いて発信者側についてはどうでしょうか。
発信者はブログの運営のために、より積極的に情報収集をするようになります。
これは単に投資ブログの読者をしているよりも、発信してアクセスいただき
読んでもらうための自分なりの考えや仕掛けを用意したりと頭を使いますので、
自らの投資に対する考えを深めることに寄与します。
これは仕事で文書を作成する方にも共通することかと思いますが、
企画書や特集記事等を作成するのに意図が伝わるように構成を考えること自体に、
思考を整理する効果があるのだと思います。
また、実際に情報を発信してみて初めて気がつくということが多々あります。
一つは多くアクセスを頂ける記事と、Twitter等でいいねを頂ける記事は
微妙に異なっていたり、自分が役に立ちそうだと思って作成した、小難しい記事よりも
ネタ記事の方がアクセスが良かったりすることです。
もっとも、もともとのアクセス数がそこまで高くない当ブログは、
(アドセンスは基本的に毎日一桁円ですし広告をクリックして頂いてやっと二桁、
ごく稀に単価の高いものをクリックして頂けると缶ジュース代くらいの表示額になります笑)
記事内容でのアクセス云々どころではないのかもしれませんが、
ごく一部の方であっても自分の率直な投稿が届いてくれるのは、
本当に新鮮ですし、既存媒体にはないリアルさがあります。
Yahoo!ニュースのトピックスに掲載される記事ですと、多くクリックされる記事は、
一記事に対し数百万のPVがあるというのを知っていると、大衆に向けての影響力は、
ないに等しいのかもしれませんが、同じテーマに本当に関心を持って頂いている方に
アクセスして頂く数百PVは、不特定多数の一万倍のPVとは重みが違います。
(大手マスコミのニュースサイトの月間PV数はおおよそ1億〜5億PVあたりです)
参照:読売新聞・朝日新聞のメディアガイドより
価値の解って頂ける方に無料で情報を届けることができるブログメディアの素晴らしさを
改めて感じたSPDRマンでした。
違いがわかる大人になりましょう!