ZOZO前澤社長との思い出③

2019/09/15

投資



②からの続きになります。

スタートトゥデイの東証マザーズ上場の日のニュースは今でも鮮明に覚えております。

「ZOZO」のスタートトゥデイ、初値は公開価格の1.6倍
(出典:ITmedia ビジネスオンライン2007年12月11日 19時11分 公開)

もちろんIPOに参加した訳でもなく、セカンダリーを狙っていた訳でもなく、
同じコミュニティーで商売をしていた方の企業が上場したことが本当に嬉しかったです。

昨日上場! ZOZOの2つの強さとは――スタートトゥデイ・前原正宏氏
(出典:ITmedia ビジネスオンライン2007年12月12日 09時07分 公開)

上記の記事の様に、上場当時のエピソードを見るとファッションECとしての
説明と将来性についての言及が多く見受けられました。
ブランド戦略の都合からかSTMonlineの名前は記事からは消えておりました。

学生としての環境も変わり、また、なんとなく学生の期間が長引く気配を感じていた
当時のSPDRマンは、学費等の調達のためにアルバイトに励んでおりました。
結構がめつく稼いでいたので、余剰金が出来始めていたのもちょうどこの頃でした。

スタートトゥデイの上場だけが要因ではありませんが、
証券口座の開設に踏み切ることになりました。2008年のことです。
ただ、すぐに取引を始めることはできませんでした。
学生生活(学業というかバイトというかその他諸々)が忙しかったのと、
学費のために貯めているお金を投資に回すことに、やはり少し抵抗があったからです。

そうこうしているうちに、皆様ご存知の通りリーマンショックが発生しました。
この時は、投資開始を躊躇していたことに感謝するとともに、
余計に投資のスタートから遠ざかってしまいました。

学生の自分にとって、最低取得単価が何十万とする銘柄に投資することは、
特に減らしてしまうことを考えると、結構怖かったのです。
リーマンショックの煽りを受けて、スタートトゥデイの株価も当然低迷していました。

転機が訪れたのは翌2009年のことでした。
低迷する株式市場に呼応し、上場企業各社で株式分割が実施されました。
スタートトゥデイも2月の最終週に、1株→3株の分割があり、それまで一単元
20万円以上していたものが、7万円代で購入できるようになりました。

これが自分の株式投資デビューとなれば、なんとも華々しいデビューだったのですが、
残念なことに、一足先に株式分割を実施したみずほフィナンシャルグループの
株式に飛びついたのが、自分の株式投資デビューでした。
案の定、順調に溶けて行きました。
(当時は小型株云々よりも、投資に回せる額が限られておりました)


↓当時保有していた銘柄同士の謎の対談記事を見つけました笑
特別対談―株式会社スタートトゥデイ 代表取締役 前澤 友作×みずほフィナンシャルグループ 名誉顧問 齋藤 宏
(出典:社長名鑑 2014年2月)

それでもここでスタートトゥデイ株に1株でも投資することができたことは、
細々とではありますが、現在も株式投資を続けている原動力になっている気がします。

当時は財務状況がどうかとか、そんなことは関係なく、
思い入れのある銘柄を手にしたという満足感が先行し、
それこそ減らなければ良いや程度の扱いでした。
それよりも儲かる投資先として期待していた銀行株が崩れていく方が
自分にとっては深刻な問題でした。

スタートトゥデイ株は順調に成長してくれました。
7万円弱で取得したものが2011年頃には35万円近くになっていました。
そして2011年に再度株式分割があり1株→300株に分割されました。
この分割直後に200株分を売却しました。

その後の成長のことを考えると非常に残念でしたが、当時は嬉しかったです。
2013年末に(米国ETF投資に完全移行するため)残りの100株も売却してしまいました。
世間でZOZO株が騒がれていた時には全く保有できていなかったので
本当にセンスがなかったと思います。

SPDRマンが前澤社長とスタートトゥデイ株に直接関わったのはここまでですが、
ここから先は勝手な推測を二つほどご紹介したいと思います。

スタートトゥデイ、社名を「ZOZO」に変更
(出典:ITmedia ビジネスオンライン2018年05月21日 13時18分 公開)

スタートトゥデイからZOZOに法人名も変更を発表した頃、
スタートトゥデイ株はピークに向かって行きました。
この時点で、すでに売却に向けた動きは始まっていました。
(事実、前澤氏本人も一部株式を手放しております)
これは、音楽コミュニティ時代からの付き合いのあった方々への
明確なシグナルであったと思います。(ここで売却できていたら投資家として本物です)

スタートトゥデイという名前はZOZOという企業体のブランドではなく、
前澤氏本人に紐付くブランドとして、今後も生きて行くのでしょう。

先日の退任会見で、無地のTシャツにLet's Start Todayとプリントした
シャツで登場した前澤前社長を見た時に、バンドマンだった、
あの頃と変わらない前澤さんがいることを確認できて、本当に良かったです。

色々と言われておりますが、当時のアティチュードを失っていない前澤さんの、
より一層のご活躍を期待しております。

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長くなりましたが、お読み頂きありがとうございました

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