大量破壊兵器の平和利用(週間報告2019/11/24)

2019/11/24

投信


参考:なんV民描きました
(出典:つみたてうさぎの棲家 2019年11月20日)

SPDRマンです。

ローマ教皇が来日され、被爆地である広島や長崎を訪問し核兵器の廃絶を訴えました。
同じ核の利用でも兵器として用いられるのか、平和利用に用いられるのかでは、
人類に対する恩恵も異なります。

何もこれは核兵器にとどまることではありません。

インデックスファンドやETFも、ファンドマネージャー達からは、
「大量破壊兵器」として捉えられているのも一つの事実です。

ETFは「大量破壊兵器」とFPAキャピタル-市場ゆがめ熾烈な売りも
(出典:ブルームバーグ 2017年4月28日 11:44 JST)

そもそもETFは、ブラックマンデーの反省から作成された
米国証券取引委員会の報告書をもとに開発が進められた商品です。

誰もが手軽に市場平均を手に入れることができるようになったということは、裏を返せば
誰もが手軽に直接的に市場の暴落に加担することができるようになったということです。

バンガードのボーグル氏が、ETFの開発の協力を断ったのは、
ETFが強力なトレーディングツールになることを嫌ったためだと言われています。

ボーグル氏が推奨する市場全体を買いバイアンドホールドを続けるという、
投資信条に反するためです。トレーディング主体の商品は暴落から救う手段でもあり、
同時に暴落を引き起こす手段でもあるからです。

気軽にインデックス投資をできるようになった一方で、市場における取引は自由ですので、
ETFや投資信託を投機的な方法で利用することも、もちろん許されているわけです。

つまりインデックス投資は、平和利用し資産を形成する強力なツールであるものの、
狼狽売りや投機目的に利用すれば、資産を破壊する兵器にも成りうるのです。

それでは、そんな使用法を間違えると危険な商品による今週の週間報告です。



全体で9.58%のプラスです。
先週末時点では、55,415円、9.22%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+2,130円)

指数は少し下げましたが、為替が戻しました。

「殺鼠剤の二乗」とまではこき下ろされてはおりませんが、
素晴らしい商品は使い方を間違えると、悲惨な結果を招くこともあることを
心に留めておきたいと感じたSPDRマンでした。

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