日本経済の衰退が投資家のパフォーマンスを向上させる

2019/12/06

投資


コラム:自覚症状なき経済衰退の兆し、「日本病」の実態
(出典:ロイター 2019年12月5日 / 16:30)

SPDRマンです。

日本経済の厳しい状況をロイターが配信しております。

ただ、この記事は捉え方を変えると日本国内から海外に投資するには、
最高の環境が整うことを意味します。

日本は長年リスクオフになると安全通貨として円が買われるので、
海外に投資しているとダブルパンチを食らうため、
振れ幅の激しい環境で海外に投資しなければなりませんでした。

引用元の記事の仮定が正しいとするならば、
円の価値が相対的に下がる中で海外資産を持つことになり、
日本国内の外国株投資家にとっては非常に好ましい環境になるということです。

正直、日本円は安全通貨として過剰に円高に振れ過ぎる傾向がありました。
特に貿易や株式取引において重要なドル円のレートは
指数のパフォーマンスに直結します。
プラザ合意後の日本のバブル発生とその後の経済停滞の原因の
根幹であるとも考えられています。

それが解消されるということは、資産配分を間違えなければ、
日本国内の投資家はより安定的に資産を形成することができるようになります。

裏を返すと、日本経済のプレゼンスが弱まれば、
リスク回避に円が利用されなくなるほど、
逆に円を利用している国内投資家のパフォーマンスは改善するのです。

為替リスクが減り、国内株式市場の環境整備が進み、NISAのみならず、
個人投資家に資する制度が整って行けば、経済の停滞とは裏腹に
日本の株式市場は活性化するのです。
(理論上は円建ての米株指数だけでなく、日経平均やTPOIXのパフォーマンスも改善されます)

世間体よりも実利を取るべきではないかと感じたSPDRマンでした。

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日本円は過大評価され過ぎです

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