経済は人間のためにある

2020/01/16

書評


NHKドキュメンタリー「欲望の資本主義」で再注目の宇沢弘文氏の思想――「経済は人間のためにある」
(出典:デイリー新潮 2020年1月15日掲載)

SPDRマンです。

お正月にNHK-BS1スペシャル「欲望の資本主義2020 日本・不確実性への挑戦」を鑑賞しました。
SPDRマンの家にはテレビがない(ことになっている)ため、
実家に帰省(と言っても近所ですが笑)した際に録画しておいてもらったものを鑑賞しました。笑

今年は、異次元の金融緩和とMMTが大きく取り上げられておりました。
印象的だったのは、ジョセフ・スティグリッツ氏が師匠の宇沢弘文氏に言及したことと、
岩井克人氏のインタビューの内容が非常に良かったです。

「発展途上」ではない。日本を衰退途上国に落とした5つのミス
(出典:MAG2 NEWS 2020.01.15)

別の記事からの引用になりますが、日経の1997年の新年企画
「2020年からの警鐘~日本が消える」において、
1990年には世界のGDP総額に占める日本の割合が13.9%であったのが、
2020年には9.6%になると予想され、日本が消えると表現されていました。
しかし現実は5.9%であり、予想よりも更に悲惨でした。

その翌年に発売された某人気アイドルグループのヒットソングの歌詞を一部変えてを拝借すると、
「あのころの未来にぼくらは立っており全てが思った以上にうまくいかなかった」のです。
(そういえば某バラエティ番組の年末特番に出演されていたみたいですね)

現実は悲惨ですが、そんな世の中を少しでもポジティブに生きるためには、
当ブログを読んで、なんとなく投資してみて、思いのほか儲かったりすると、
金銭的には少し豊かな人生を歩めたりするかもしれません。

ただ、金銭的な豊かさは人間の豊かさにおける、ごく一部の要素でしかありません。
宇沢弘文氏はゆたかな経済生活を営み,すぐれた文化を展開し,
人間的に魅力ある社会を安定的に維持する「社会的共通資本」という概念を提唱されていました。

本当の豊かさを手に入れるために、
当ブログが少しでも役に立っていれば幸いです。

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