GAFAらの横暴と恩恵

2020/01/17

投資


GAFAらの横暴な戦略を抑えるためにできること スティグリッツ教授が説く市場支配の経済学
(出典:東洋経済オンライン 2020/01/16 5:35)

SPDRマンです。

昨日の投稿でスティグリッツ氏の名前を出しましたが、宇沢氏のことについて書いたため、
スティグリッツ氏自身のことには触れられませんでした。

本日は、スティグリッツ氏の新著の抜粋から、GAFAらの横暴について
少し書いてみようかと思ったのですが、よくよく考えてみると、
米株村はGAFAやマイクロソフトに投資している方も多いため、
横暴による市場支配の恩恵を受けている側であることに気がつきました。

今の資本主義は、競争社会を標榜しておきながら、
実際は独占や寡占による市場支配によって莫大な利益を上げる社会になってしまいました。

投資界隈ではワイドモートという言葉で美化されておりますが、
独占企業が跋扈する世界は、結局市場が機能していないのではないかと、
市場原理主義に異議を唱え、経済の再生を提言するのが本書です。
(本当は書評を書きたかったのですが、入手してからまだ読み通せておりません…)

当ブログをお読み下さる皆様は、おそらく富裕層または富裕層予備軍ですので、
いずれこの問題には正面から向き合わなければならない時が来るはずです。

GAFAに限らず株式投資で得られている利益は、
リスクを取ったことに対するリターンであるとともに、資本主義そのものの恩恵です。

この恩恵を受けることができるのは、資本主義のルールを自分なりに理解した上で、
適切な投資を行い、そして運が良かった方です。

その一方で、たとえ金銭的な恩恵を積み上げたとしても、
大規模災害や戦争の前では富は一瞬で消え去ります。

独占企業から得た利益を、復興や運に恵まれなかった方のために、
自分はしっかりと回すことができるだろうか。

阪神・淡路大震災から25年、本日はそんなことを考えながら仕事に取り組んでおりました。

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