社会の分断を煽るビジネスモデル

2020/01/18

書評


「GAFAの唯一のミッションは金儲けだ」人々の怒りを煽り、社会を分断させるビジネスモデルの正体
(出典:文春オンライン 2020/01/18)

SPDRマンです。

連日のGAFAネタで大変恐縮ですが、最近は身の回りでも、
本当にGAFAを意識せざるを得ない環境であることを痛感しております。

文藝春秋に掲載されている「GAFAの拝金主義が分断を煽る」では、
ニューヨーク大学スターン経営大学院のスコット・ギャロウェイ教授が
GAFAの危険性に警鐘を鳴らしております。

ギャロウェイ氏は教授としてのキャリアよりも、
起業家としてのキャリアやニューヨーク・タイムズでの役員経験など、
実業家としてIT業界やメディアに関わり名を馳せて来た方です。

GAFA特にグーグルやフェイスブックがメディア企業と見なされることを嫌うのは、
広告収入を最大化させるために、人々を繋げ対立させ煽ることで、
クリック数を増やし、収益を最大化させるためであることを指摘されております。

当ブログをお読み下さる皆様も、もしかすると、
このアルゴリズムによるビジネスモデルに巻き込まれているかもしれません。

知らず知らずのうちに、不要な議論や対立に巻き込まれていたりしませんか。

それが広告費や収益としてご自身のためになっていれば良いですが、
アドセンスなども含めて広告の殆どの収益部分は、実はGAFAにかすめ取られています。

もちろん投資して回収するのが米株村の流儀かもしれませんが、
金儲けのために倫理的な価値観の欠如やヘイト活動などへの加担は、
資本主義的な側面では利益があるかもしれませんが、民主主義社会においては損失です。

炎上は投機的な利益(損失)に似ており、建設的な議論が
長期的な利益に似ていることは、投資にも通じることだと感じたSPDRマンでした。

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