バフェット氏率いるバークシャー、バンカメ株を買い増し
(出典:ロイター 2020年7月31日 / 12:58)
SPDRマンです。
GAFAの見事な決算に見惚れて投資するのも投資ですが、投資の神様と呼ばれるバフェット氏の選択はアップル株の買い増しではなく銀行株のようです。
規制当局への提出書類によれば7月28日〜30日にかけて5億2200万ドル相当買い増しを行い、持ち株比率は10%の大台を超え11.8%となったそうです。(色々と規制のかかる水準を超えました)
低金利時代に突入しつつある米国において、苦しむ銀行に手を差し伸べるバフェット氏の真意とは一体何なのでしょうか。
一般的な投資家とは異なり、単純なリターンよりも社会的な意義や責任が問われる立場ということも大きく影響している気がします。
おそらく日本であれば、中央銀行や政府系ファンドが本来であれば介入したいであろう取引を実践しているように思えます。
素人目にはリターンを出すのが難しいであろう取引です。
ただ、米国の経済全体を考えた上で破綻させられない金融インフラを守るのは政府ではなく民間で行わなければならないという意識は、米国の投資家からは時折感じることがあります。
晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる業種への積極投資は、純粋なリターンの追求なのか、それとも同じ穴のムジナなのか。
資金力だけではなく社会的な地位等のレベルが高くなるほど、社会的責任によって投資は難しくなることを感じたSPDRマンでした。
何事も程々くらいが一番幸せなのかもしれません