アングル:低下するアップル株の影響力、株式分割で「軽く」
(出典:ロイター 2020年8月2日 / 08:11)
SPDRマンです。
今週は決算相場を経て銘柄ごとの二極化が進んだ一週間でしたね。
特にアップル【AAPL】は圧巻でした。これほどの時価総額でありながら、ここまで決算で上昇するのかという見事な上昇でした。
そのアップル株ですが、久々に株式分割を実施するそうです。上昇を続ける株の宿命ではありますが、取得単価が高すぎると買いづらくなります。
S&P500指数は時価総額加重平均のため指数に影響は特にないのですが、その一方でダウ平均においては分割後アップルのウェイトは4分の1に低下します。
これが吉と出るか凶と出るかはアップル株次第ですが、加重平均側に投資している今週の週間報告です。
全体で9.04%のプラスです。
先週末時点では、117,692円、11.76%のプラスでしたので減りました。
(先週比:-27,214円)
指数は上昇しましたが、大きく円高に振れたため減少しました。
週明けは買付設定日ですのでタイミングとしては良いですが、金曜のNY時間にだいぶ戻して来てしまっているため、そこまでお得に買付はできないかもしれません。
アップルはより幅広い投資家層へのアクセスを選びましたが、その一方でバークシャーのA株【BRKA】やアマゾン【AMZN】のように分割せずに上昇を続ける株も存在します。
日本株でもファーストリテイリング【9983】やキーエンス【6861】、任天堂【7974】辺りが該当するのではないでしょうか。
こういった株は一単元の価格が高額なため(日本株ですと400〜500万円からですね)個人投資家は買付を躊躇しやすいですが、その一方で非常に素晴らしパフォーマンスを残している企業が多いようにも感じます。
個人投資家の届かないところでヘッジファンドや機関投資家がパフォーマンスの差をつけるというのは良くある戦法ですが(実際に日本株に関してはその通りだと思います)そういった株にもETFや投資信託を通して間接的に投資できる良い時代になりました。
取得単価の高い株に注目して投資をするのも面白いと感じたSPDRマンでした。
ブル相場の際はこういう株が指数の牽引役です