焦点:米イールドカーブ、1%割れは時間の問題か
(出典:ロイター 2020年8月4日 / 14:45)
SPDRマンです。
決算相場で好調な決算だったハイテク銘柄を中心に跳ね上がっていますね。
その一方で伝統的な産業の銘柄は苦戦を強いられている印象です。
決して全体が上昇している訳ではないのですが、株高傾向を後押ししている要因に債券利回りの動向があるかと思います。
FRBの利下げの維持や国債・社債の買い入れの影響もあって、とうとう30年債の利回りが1%を切るかもしれないところまで来ているそうです。
参照:米国のイールドカーブ
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SPDRマンは普段、米国10年債利回り程度しか確認しておりませんので、全然意識しておりませんでしたが、米国のイールドカーブも日本化が着実に進んでいるように感じました。
低金利時代の金融株の苦戦は日本の銀行株を見ているとよく分かりますが、それでも逆張りで銀行株を好む投資家が一定数存在するのも事実です。
バフェット氏もつい最近銀行株の買い増しを実施していたので、バリュー株投資家にとってはきっと魅力的な水準なのでしょう。
金利が上昇しない世界が常態化しつつある日本で、長期的な金利の上昇を見越した投資を実践するのは結構難しいと思いますが、イールドカーブの形は今のところ綺麗な状態ですので、株式への投資は引き続き魅力的であると感じたSPDRマンでした。
長期投資家にとっては株式同士の比較よりも債券利回りとの比較の方が重要かもしれません