マイナー指数と値がさ株が強い理由

2020/09/28

投資


日経500種が最高値、値がさ株が貢献-アベノミクスの置き土産も
(出典:ブルームバーグ 2020年9月28日 14:44 JST 更新日時 2020年9月28日 16:05 JST)

SPDRマンです。

マイナー指数である日経500種平均株価(業種別日経平均株価)が、バブル期の高値を超え最高値を更新しました。

バブルの際に日経平均(225種)に比べて跳ねなかったのと、日経500種平均は銘柄の入れ替えが頻繁でありながら、日経平均のように値がさ株に対する忖度がはたらかなかったため優良企業が多く含まれ、結果として日経平均やTOPIXを大幅にアウトパフォームしているそうです。

参照:日経平均 寄与度 ヒートマップ

日経平均はかつて「東証ダウ」と呼ばれていたように東証銘柄が中心で、全国各地の優良企業、特に旧大証銘柄が抜け落ちており、未だに任天堂、キーエンス、村田製作所、日本電産といった企業が採用されておりません。

この辺りの銘柄は国内の機関投資家にとっては定番の銘柄であり、日本株でアウトパフォームを目指す場合には避けては通れない銘柄ばかりです。

日経500種平均も単純平均なのですが、過去3年間の売買高、売買代金、時価総額をランキングした結果で上位500社を入れ替えるため入れ替わりが激しく、その結果として他の大型株指数よりも成績が良いのです。

これに加重平均が加わると、実は日本版リアルS&P500指数のように機能し、日本市場は本当はもっと魅力的な市場なのかもしれません。

指数であろうと個別株であろうと、結局はしっかりとした銘柄選定や仕組みが大切だと悟ったSPDRマンでした。

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