リスク回避的な投資にうまい話などない(週間報告2020/09/27)

2020/09/27

投信


ETFは暴落時の損失を抑えるが、別のリスクは残る
(出典:バロンズ・ダイジェスト 2020/09/27 08:19)

SPDRマンです。

今週は週末に向けて上昇はしたものの、全体としてはナスダック総合指数が1.1%上昇した一方、S&P500指数は0.6%安、ダウ工業株30種平均は1.7%安と指数によって明暗を分けた一週間でしたね。

円建てで見るとどのような動きになったのでしょうか。

それでは今週の週間報告です。



全体で8.91%のプラスです。
先週末時点では、130,247円、11.83%のプラスでしたので減りました。
(先週比:-32,104円)

金曜日のNY時間の上昇分が反映されていない分、下げた印象になりました。

本来の景況感で考えればそれでもまだまだ割高な印象ですが、特殊な状況下ですのでやはり判断が難しいですね。

出典元の記事では、最近のボラティリティの高さに着目し、リスク軽減を目指したETF商品が急増していることを指摘しております。

一見するとディフェンシブな程リスク資産からのシフトは手堅い選択のようにも見えますが、最近の商品は複雑化が進み思ったような結果を出せていないと指摘しております。

リスク回避を志向する投資家は、大きな損失を防ぐことはできても利益が限定されてしまうのが世の常です。

当ブログはインデックス系の商品をオススメしておりますのであまり触れませんが、本当にディフェンシブな投資を志す場合は守るときは守った上で、その後はグロース株投資家以上に攻めの姿勢に転じなければディフェンシブな戦略の効果を最大化できないのです。

アクティブ投資家にとって腕の見せ所は攻守の切り替えをしっかりと行うことができるかです。

結果的にはタイミングや運の要素も絡むため万人向けではありませんが、投資に多少なりとも興味があり普段から市場の動きをチェックしているのであれば挑戦してみる価値はあると思います。

美味しい話はありませんがチャンスは常に目の前にあり、それを生かすのは結局は自分次第です。

リスク軽減に関して特効薬はない以上、試行錯誤にも価値があると思いますが、本気で取り組む覚悟が求められます。

もし中途半端に取り組むのであれば、パッシブ戦略で放置した方が良いと思うSPDRマンでした。

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