甘い見通しと厳しい現実

2020/09/26

投資


米株市場に鳴り響く警告音、新型コロナ巡る状況は悪化の傾向
(出典:ブルームバーグ 2020年9月25日 8:04 JST 更新日時 2020年9月25日 10:49 JST)

SPDRマンです。

いろいろと織り込まれていたはずの楽観的なシナリオのメッキが剥がれてきているそうです。

ワクチン開発は市場が想定していた通りには進まず、新規感染者数は増加に転じていると思われるデータは相次ぎ、期待先行で上昇してきた航空会社等の企業は下落に転じております。

この状況を買い時と判断するのか、それとも最近はあまり耳にしなくなった二番底へ向かう始まりだと捉えるのかで取るべき行動も違ってくると思います。

個人の投機マネーが市場にあふれている一方で、今年のリターンはすでに確保している機関投資家は既に利確をしつつも、下落相場での一儲けを狙っているのかもしれません。

実体経済が明らかに厳しい中でも巣篭もり需要の恩恵を受けている企業は一定数存在しますが、それらの企業が本当に儲かっているのかは、決算だけで判断するのは難しいのかもしれません。

ドットコムバブルの頃とは異なり、現在のハイテク銘柄は確かに利益を上げているため数字がしっかり存在しており、それが株価の上昇の根拠になっております。

ただし、利益が確かに上がっていても既に株価に織り込まれ割高になっているかは各自で判断しなければなりません。

現実は厳しくても、それ以上にキャッシュの価値が低下しているのかもしれませんが、楽観的な見通しの中にも「上り坂」「下り坂」だけではなく「まさか」の展開も想定していた方が良いと思うSPDRマンでした。

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