バフェット氏「メディアが賢ければ賢いほど投資家は繁栄する」

2020/10/21

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バフェット氏が新聞配達で貯めた資金を元手に投資を始めたエピソードは割と有名な話ですし、バフェット氏自身も新聞のヘビーユーザーであり、一時期は新聞社にも投資しメディア企業の経営者でもありました。

特にワシントン・ポストのオーナーであったグラハム家との親交は非常に深く、のちにバフェット氏が有名人となる足がかりとなりました。

そのバフェット氏がメディアに対して問い続けるのが「メディアが賢ければ賢いほど投資家は繁栄する」という言葉です。

投資判断を行う上で企業のリリースや決算はもちろん大切ですが、何も特別な情報は必要なく、新聞やテレビ、インターネットで取得できる情報で十分投資はできるのです。

そうは言っても多くの投資家はバフェット氏のような素晴らしいパフォーマンスを、アクティブ運用で得ることが難しいのは紛れもない事実です。

もちろんそこには凡人と天才の差というものが存在するのだと思いますが、それ以前に多くの投資家は新聞を読みこなせていないですし、テレビの情報も正確には咀嚼できておらず、インターネットからは好みに合った偏った情報ばかり取得してしまっているのです。

長期投資においては多くの情報がかえって投資判断を誤るノイズになる可能性が高い一方で、ちゃんとした情報を受け取りその意味を理解することができるのであれば、購読料など全く気にならないほどの莫大なリターンを享受することができるのです。

もちろん一朝一夕で身につくものではないかもしれません。日々の積み重ねがあってこそのスキルなのだと思います。(リテラシーって本当に重要です)

正直に言えば投資初心者の方は、有料情報を購読するよりもそのお金を投資資金に充て、つみたてNISAの対象商品になっているインデックス系の商品なんかを積み立てた方が良いと思います。

その上でさらに投資の知識を深めようと思うのであれば、名著と言われるような投資関連書籍等に目を通しある程度理解できるようになった段階を経てから、WSJやバロンズ等の新聞や雑誌メディアを有料で活用するべきです。

ちゃんとメディアの情報を読みこなすことができるようになれば、本当に充実した投資ができるようになることは間違いありません。(当然儲かるため、購読料なんてあってないようなものです)

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