先日上場しました、ピーター・ティール氏とアレックス・カープ氏が共同創業したビッグデータ解析企業「パランティア(Palantir)」【PLTR】に関しまして、創業者二人が合計で4145万株を4億ドル(約423億円)以上でIPO後に売り抜けたことがわかりました。
紆余曲折あってようやく上場にこぎつけた企業のようですので、ピーター・ティール氏としても企業の長期成長よりも出口案件と化していたのかもしれません。(他の出資先との兼ね合いやバランスとかもありそうです)
日本の機関投資家ではSOMPOホールディングス【8630】が出資しているそうです。とんだババをつかまされたのか、金の卵を産むニワトリに化けるのかは未知数ですが、いかにもIPO案件といった感じがします。
ちなみにパランティアの由来は「指輪物語」に登場する何でも見通す事ができる水晶玉から取ったそうで、決してパンチラからではありません(何でも見通せる時点でチラ見の必要はないですね)
軍事産業や諜報機関とのつながりも深く、黒字化の見通しもたっておりませんが、見えないものを見ようとする助平心満載の投資家にとっては、たまらない銘柄となりそうです。
ノリが日本のIPOっぽいので、しばらくは低迷するかもしれませんが、長期的には面白い動きをする可能性を秘めている一方、大統領選の行方次第では消えて無くなっている企業かもしれません。
そのリスクを取れるツワモノだけが爆益(または爆損)の彼方へ行くことができるのです。