世界的な株高の受益者は誰か

2020/11/27

投資


ここのところ日本株が本当に強く、日経平均が円建てのS&P500指数をアウトパフォームする日々が続いております。

ただ、この株高は日本が特別なのではなく世界的な潮流のようです。

むしろ米国株への投資はドル安傾向によって米国に投資する海外投資家は現地通貨建てで計算すると、少し不利な状況なのかもしれません。

よく報道で耳にする日本市場では海外投資家の影響力が大きいという言い回しですが、自国以外は全て海外カウントになるのでプレイヤーの人口を考えれば至極当たり前のことなのです。

これは日本だけの問題ではなくほぼ全ての国では自国内の投資家よりも海外投資家の方が多くなるのです。

米国のように投資が浸透しており国内投資家のボリューム層が厚かったり、中国のように自国民と海外投資家で市場を分けてしまうようなやり方もあるようですが、最終的には世界に目を向けつつも自国の市場で十分なパフォーマンスを得られることが理想ではあります。

米国株投資家は世界株思考や米国集中投資の傾向が強いですが、今はより多くの日本人投資家が海外投資をした方が巡り巡って日本国内市場のためになります。(特に為替の面では非常に重要です)

自国の発展のためには必ずしも自国だけに投資をすれば良いよ言う訳ではありません。一人でも多くの日本人投資家が国外で謎の外国人投資家となり稼ぎ出すことが日本の発展には重要です。

貯蓄は美徳かもしれませんが、ただ単に貯め込んでおいては輝きを失います。リスクの許容範囲内で最大限活用しましょう。

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