米国株投資家の多くはネット証券を中心に取引をされている方が多いため、対面での証券営業を受けるケースはまれかと思います。
過去に店頭証券で日本株等を取引されていたり、相続等で資産を引き継がれた方などは、親族の方が大手証券会社や地場の証券会社で口座を開設されているケースが多いため、結果的に付き合いのある証券会社の営業マンがいる場合もあるのではないでしょうか。
基本的に自分自身で投資判断を行うことができるのであれば、対面取引の必要はなく人件費の分取引にコストがかかるため不利になります。
また、証券会社によっては「数字が人格」と言わんばかりの高コストな商品の購入の勧誘を受けたり、センスのない取引の営業を受けてしまう可能性も生じます。
はっきり申し上げて、証券会社の営業マンとのやり取りは多くの場合において投資家側が不利益を被る可能性が高いです。
その一方で、極一部の敏腕証券営業マンに巡り会えると、IPOの割り当てを多く頂けたり、営業マン本人の成績になる商品の購入の協力を求められつつも、結果の出る投資商品(ETFや本当に成果の上がっている個別株やアクティブファンド等)でしっかりとアウトパフォームさせ投資家の資産形成を劇的に改善してくれることも、宝くじに当たるレベルで発生することがあります。
ネガティブなことばかりを綴ってしまいましたが、証券会社に勤める方の中には本当に投資に精通されている方がいらっしゃるのも事実です。
営業攻勢を上手くかわす自信があるのであれば、投資の話ができるプロとの関係を構築すると大変勉強になります。
コスト面では距離を取りつつも、金融知識や相場に対する熱意はさすがはプロと感じる方も多くおりますので、貪欲に知識を吸収しに行くとネット上では手にすることの出来ない生の情報に巡り合うことができるかもしれません。
自分の足で稼ぐ情報はいつの時代も尊いです。