急落相場が必ずしも買い増しのチャンスとは限らない

2021/01/05

投資


本日の出典元は急落相場に対する心得に関する記事ですが、概ねその通りで素晴らしい内容だと思いました。

・人間は分かっていても同じ失敗をする(学習効果は期待できない)
・株価の急落局面では、急落にもひるまず、果敢に安値を買い下がる
・下落相場で狼狽売りをしては資産形成できない
・株価の歴史的な調整局面は、多くのケースで買い場
・長期的に資産を増やす方法を身につける
・キャッシュポジションを大切にする

どれも基本的なことですが、実際に基本に忠実な運用方法を実践し続けていくのは意外と難しいのです。

投資は経験を積み上手くなって行くほど、独自の相場観が形成され扱える投資手法のバリエーションも広がるため、ついつい信用取引や空売り、オプション取引、集中投資など人とは違う手段で市場を出し抜こうという気持ちが芽生えるのです。

実際にそれで上手く行くことも多々あるため、徐々に成果も現れ自信になって行くのですが、相場は一歩も二歩も先を行き「天邪鬼」な市場に翻弄されて行くのです。

割と当ブログは基本に忠実な素振りを見せつつ、実際は結構ヤマを張っています。

昨年はたまたまキャッシュポジションを厚めにしていたところにコロナショックが来て、3月に集中的に動けたおかげで非常に上手く行きましたが、こういうことは極めて稀ですし、だいたい上手くいった後は大きく外すので結局平均回帰して行くものです。(キャッシュポジションが多かったのも2018年初に大きく外したからです…)

出典元の記事ではコロナショックを例に急落は買いを推奨しておりますが、次回の急落の際は底が抜けるかもしれません。市場は天邪鬼ですので、出典元の記事に感銘を受けて買い向かう投資家が増え過ぎると必然的にそうなります。

あまり肩肘張らず投資は当たればラッキーくらいに考えておいた方が、上手く行ったりするものです。

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