今年もバフェットの手紙のシーズンになりましたね。
毎年示唆に富んだ内容となっておりますが、詳細は原典や関連記事、ちゃんとしたブログ等でご確認下さい。(当ブログはそういう類のブログではありません)
一部では、パンデミックやBLM運動に触れないことに対する批判もあるようですが「子は怪力乱神を語らず」と言ったところでしょうか。
表紙にはバークシャーとS&P500指数(配当込)のリターンの比較が掲載されておりますが、二年連続S&P500指数にアンダーパフォームとなりました。
それではそのS&P500指数を使った今週の週間報告です。
全体で26.24%のプラスです。
先週末時点では、382,854円、28.35%のプラスでしたので減りました。
(先週比:-28,530円)
米国の金利が上昇してきた影響で、今まで勢いのあったハイテク株等の銘柄が下落してきた印象です。
ダウ平均は水曜日に最高値を付けましたが結果的には1.8%の下落、S&P500指数は2.4%なのに対しナスダック総合指数は4.9%と大きく下げました。
タイトルの「ポジティブサムゲーム」は今年の手紙で印象に残った一節です。
実際、S&P500の全銘柄が掲載されたボードに50本のダーツを投げてポートフォリオを構築している忍耐強く頭脳明晰なサルは、当初の「選択」を変更したいという誘惑に駆られない限り、時間の経過とともに配当金とキャピタルゲインを享受することができるでしょう。
必要なのは、時間の経過、内面の落ち着き、十分な分散、取引と手数料の最小化です。
猿のダーツの的は何でも良い訳ではないこと、一度選択したものを変更したい誘惑に負けないこと、投資家の経費はウォール街の収入であること。
端的に表現されておりますが、割と最近は拡大解釈されたりかなり婉曲されてSNS等で引用されているので、このあたりは原典に忠実であったほうが良いのではないかと感じました。