日本では長者番付が発表されなくなって久しいですが、世界の長者番付であればブルームバーグが掲載を続けているビリオネア指数でおおよそ確認することができます。
まぁこのランキングの上位の殆どは起業家か実業家なのですが、地合いの良い時はヘッジファンドの運用者が混じり込んできます。
そして、今はそういう時期に差し掛かっているということです。
この手の業界のことはあまり詳しくはありませんが、ルネサンスのシモンズ氏は相変わらずの上位で、有名どころだとよく名前を目にするビル・アックマン氏もランキングに名を連ねているようです。
その一方で、ランキング常連のブリッジウォーターのレイ・ダリオ氏は、手がけるファンドの「ピュア・アルファII」が2年連続のマイナスに沈みランク外とのことです。
入れ替わりの激しい本当に厳しい世界です…
もちろん保有資産の額では個人投資家はファンドには敵いませんが、上昇率であれば戦略を間違えなければプロに劣らないリターンを享受できるのが投資の世界です。
ヘッジファンド並みの爆益を享受できる地合いであるのは事実です。波に乗るのか手堅く行くのか、敢えて人とは違う戦略を取るのか判断はそれぞれですが、コロナ禍の景況感とは真逆というか本当に2020年の相場は華やかだったことが窺い知れる報告でした。