年度単位だと記録的上昇の一年

2021/03/31

投資


昨年度末はコロナショックの底から一週間経つか経たないかという時期でしたので、発射台としては最高の準備が整っていたと言った方が良いのかもしれませんが、年度単位での日経平均株価の年間上昇率は54.2%(2020年度)と約半世紀ぶりの記録的な上昇率だったそうです。

出典元の表によると、GHQ廃止と戦後復興で74.9%(1952年度)、高度経済成長期の最終盤で63.9%(1972年度)に次ぐ上昇率でした。

所得倍増計画が発表された1960年度の49.8%や、ドットコムバブル崩壊後りそな銀行への公的資金注入で切り返した2003年度の46.9%の上昇率よりも高いので、控えめに言っても物凄い上昇相場でした。

流石にこのような恵まれた相場環境は、そう訪れないため若干過熱感もありますが、ここで株価が崩れてしまうと景気もろとも経済が崩壊しますので各国政府や中央銀行等の金融当局は引き続き難しい舵取りを迫られております。

地域経済や雇用のためには株価が順調であって欲しいですが、資産形成期で投資をする立場としては下落してきたところで買付を実施したいという思いもあります。

世の中がどういう方向に向かっても、その瞬間のチャンスを生かせるポジションを取っていれば、より良い投資人生を歩めるような気がします。

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