次の成長のために割高なハイテクは暴落

2021/05/13

投資


当ブログは結果的にハイテクの割合が高い指数連動系の商品を推奨する割には、今をときめくハイテク企業を褒めつつもGAFA解体論や暗号資産崩壊ネタが好きです。

一つの企業が時代を創るというのも悪くはないのですが、市場の健全な発展のためには、栄枯盛衰いろいろに主役となる企業や事業家が入れ替わって行かなければならないという論調に近いからです。

ドットコムバブルの頃の時価総額大手5社(シスコシステムズ【CSCO】、ゼネラル・エレクトリック【GE】、エクソン・モービル【XOM】、インテル【INTC】、マイクロソフト【MSFT】)のうち、今も上位に残れているのはマイクロソフトだけであったように、現在のGAFAM(アルファベット【GOOGL、GOOG】、アマゾン【AMZN】、フェイスブック【FB】、アップル【AAPL】、マイクロソフト【MSFT】)も20年後にはほぼ入れ替わってもらわないと、指数連動商品の旨みが減ってしまうことになります。

別に米国でも全世界でも、ハイテクでもヘルスケアでも時代を牽引するものは何でも良いのです。

ハイテク産業も着実に進化を遂げているように感じますが、いまだに半導体依存の産業構造なのをみると、トランジスタや集積回路の発明以降の劇的なパラダイムシフトは発生していないわけです。

一昔前のオールドエコノミーに立ち向かうアップルやマイクロソフトのような企業が出てこないと先は暗いのです。

タイトルの「暴落」は言い過ぎかもしれませんが、健全な調整は必要です。

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