【朗報】コスト的にお得な投信に資金が集まる

2021/06/17

投資


つみたてNISA制度のおかげで低コストのインデックス型の投信に資金が流れるようになったとはいえ、まだまだ圧倒的にアクティブ投信の方が強い日本の投資信託業界ではありますが、最近はかなり良い流れができているようです。

先月(5月)の国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETFを除く)の資金動向を運用会社別の集計によると、低コストのインデックス型(指数連動型)「eMAXIS Slim」シリーズが資金を集め、三菱UFJ国際投信の資金流入額がトップでした。

流入額1,254億円のうち、800億円以上は「eMAXIS Slim」シリーズの13本への流入で、2/3近くを同シリーズが牽引しているようです。

中でも「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」と、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の人気が高かったそうで、この二商品は米株村でも定番ですね。

そしてもう一つ大きな動きがあったのは、長らくつみたてNISA対象品の投信の純資産総額のトップを守り続けていたひふみプラスが、今週からeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に逆転されました。(※ランキングにはダイワ上場投信シリーズのETFも含まれておりますが、これは日銀のETF買いの対象商品ですので投信とETFを分けております)

ひふみプラスは一時期純資産総額が6,000億円を超えていたようですが、今はその当時のような勢いはありません。

ひふみプラスはアクティブファンドとしては決してパフォーマンスは悪くないと思いますが(今のところは)、低コストのインデックス型(指数連動型)の人気に時代の流れを感じます。

またスタープレーヤー(昨年のアーク社のような感じ?)が登場し、アクティブファンドが見直される時期がくるかもしれませんが、それまでに日本国内では今以上にインデックス型(指数連動型)が浸透していて欲しいですね。

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