高リスク資産の中毒性(週間報告2021/08/01)

2021/08/01

投信


今週は決算の影響でそれなりに動きがあったようにも感じますが、全体では株式市場よりも東京五輪の方が動きの激しい一週間でしたね。

ダウ平均とS&P500指数はともに0.4%下落、ナスダック総合指数は1.1%下落と三指数は下げた一方で、ラッセル2000指数は0.8%の上昇でした。

それでは今週の週間報告です。


全体で44.03%のプラスです。
先週末時点では、664,226円、41.50%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+40,534円)

指数は下落した週でしたが、先週の東京時間の取引日数が少なかったことなども影響し、形の上では増えました。

大規模金融緩和の影響で投資家は大きく資産を増やす恩恵を得られている一方で、そのしわ寄せで長期志向の機関投資家が本来の堅実さを失い始めているそうです。

超低金利で債券の運用が難しくなる中、米公的年金や保険会社ではレバレッジの活用や未公開株(PE)市場への投資拡大検討が本格化しているとのこと。

今のようなアホでも儲かる相場では、高リスクを取ったもん勝ちみたいな風潮で実際に結果も出ておりますので、機関投資家が焦るのも無理はないのかもしれません。

ただ、ハイリスクな金融商品には習慣性という怖さもあり、一度味を占めるとやめられられなくなる中毒性があるのもまた事実です。

タバコやアルコール、大麻等の薬物や糖分などの嗜好品の中毒性というのは、投資においても強力なワイドモートを築いてくれますが、消費者の健康を蝕むという性質があります。

節度を守っていれば人生を豊かにしてくれますが、ジャンキーになってしまうと人生の質を著しく低下させます。

そのさらに上を行くのが金融の中毒性です。

非常に業が深い世界ですので、のめり込みすぎると来世に響くため気をつけましょう。

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