東証改革はインデックスのため?(週間報告2021/08/15)

2021/08/15

投信


今週は最高値を更新する指数や銘柄も多く見られた一方で、決算で大きく崩れる銘柄も見受けられた週でしたね。

ダウ平均は0.9%高の3万5515ドル38セント、S&P500指数は0.7%高の4468.00と両指数とも最高値を更新しましたが、ナスダック総合株価指数は0.1%下落、ラッセル2000指数は1.1%の下落となりました。

それでは今週の週間報告です。


全体で45.43%のプラスです。
先週末時点では、719,380円、43.59%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+30,469円)

相変わらずインデックス系の商品は調子が良いですが、このインデックス投資やパッシブ運用を巡って東証改革が歪んでいるのではないかという記事を見かけました。

指摘されている大規模な機関投資家の方を向き過ぎているという点はもっともだと思いますが、年金基金のような機関投資家には国民という顧客がおり、その運用成果の責任は大変重く、またインデックス投資家に金融商品を提供している大手資産運用会社は自社の利益だけではなく、その先にいる個人投資家に資するために大規模化し、より多くの方に市場の恩恵を届けようとしているのです。

企業のガバナンスに必要なのは良い株主や投資家が必要なのは間違いありませんが、そもそもの市場参加者が少なければ良い人材は育たないのです。

たとえ9割が企業を見る目も投資センスもないインデックス投資家が占めたとしても、残りの1割(極論を言えば1%)でもしっかりとした投資家が育てば市場は機能するのです。

そのためには質だけではなく量も伴わなければならないのです。

本気で投資に取り組む人間も、カジュアルな市場参加者も、どちらも市場にとっては大切な投資家です。

より多くの方に楽しんでいただくためには、東証カジノにも当たりやすい台を増やしてもらわないといけません。

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