日銀ETFに頼らなくとも株価は上がる

2021/09/14

ETF


日経平均が久々に年初来高値を更新しました。

31年ぶりの高値とのことですが、それ以上に2月の高値の頃と大きく異なるのは、日経平均に対して日銀のETF買いがないということです。

同じ今年(2021年)でも、2月時点の昨年度は結構なETF買いが続いておりましたが、現時点(9月)は年度が変わり日経平均連動商品へのETF買いがストップし、また今年度はまだETF買いを二回(04/21, 06/21)しか実施していない日銀の動きを見ていると、流れが変わったようにも感じます。

米国株価指数に対する出遅れを見事に取り戻そうとしている流れは、本当に素晴らしいです。

東証改革の遅れや指数プロバイダーの歩みの遅さから、なかなか積極的にオススメしづらい日本株関連指数ではありますが、少しずつでも良い方に進んでいるのを実感しますね。

まぁ持ち上げるだけ持ち上げておいて、やはり下落が厳しかった際は掌を返すのがパターンなのかもしれませんが、日本からの外国資産への投資環境が良くなったことが間接的に日本市場の投資環境をより競争的に良くしていることは間違いありません。

自国(日本)を信じてそこに資金を託すのも一つのやり方ですし、自国の環境を良くするために海外資産に投資をして行くのもまた一つのやり方です。

投資に完璧な正解はありませんが、成功に近づくアプローチの方法は様々です。

危険な道を歩んで手に入れる高みもありますが、目の前にあるありふれた環境の中から得られるヒントによって飛躍することもあるのです。

侮っていたものにこそ投資妙味があったりするかもしれません。

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