「子どもへの金融教育は基本的にムダ」なのか

2021/09/21

投資


ひろゆき氏が多くの子育て世代が悩む「お金の教育」について持論を展開しておりました。

金融教育に関して、お金持ち以外“投資”の教育はムダとバッサリ切り捨て、金融について勉強するよりもお金を稼ぐ方法の勉強を推奨しておりました。

子どもの頃に「お金がない」状態でいる方が、人とどう関わって動かすかを培えるとのこと。

確かに子どもの自立という視点で考えると、非常に有用なアドバイスだと感じます。

その一方で、回答がマス側に向き過ぎてしまっているため拾えていない部分があるようにも思います。

投資ブログの読者層というのは資産家も多いため、ひろゆき氏が指摘している例外側の方もいらっしゃるので、逆説的に金融教育が上手く作用するご家庭もある気がします。

ひろゆき氏も一応起業家ですので「投資は基本お金持ちには勝てないのが現実」という言い回しを使われますが、別に子どもに必ずしも勝つ(≒アウトパフォーム)投資を要求する必要まではない気がします。

もちろん子どもが将来金融のプロとしてその道に進むのであれば、落としてはいけない視点ではありますが、経済へのコミットメントとしての資産運用の基礎を身につけるという意味においては、金融教育は非常に有用です。

もっとも、いつの時代も足りていないのは、そういった教育をしっかりと施さなければならない教える側の大人の良識なのですが。

QooQ