メタバースとバブル崩壊の幻影

2021/10/19

投資


メタバース(仮想世界)のことが報道され始めると、リーマンショック前に過熱し消えて行ったセカンドライフを思い出す方も多いのではないでしょうか。

サンフランシスコという土地柄がそう行った方向性に向かわせるのか、ネット空間と現実世界の融合という未踏の地に、果たして先人たちが見い出すことができなかった新たな市場を開拓することができるのでしょうか。

フェイスブック【FB】の取り組みに対して投資家はどのような評価をするかもさることながら、こう行った報道で感心するのは新たな雇用を生み出そうとしていることです。

投資家目線というよりは役人の雇用政策に寄ってしまっているような発言ですが、日本が上向かないのは若者に新たな雇用や働き方を提案できない部分も大きいのではないでしょうか。

もっともこの雇用はブロックチェーン技術や暗号資産による幻影かもしれません。

リンデンドルはビットコインに置き換わり、今回は違うのかもしれませんがセカンドライフ内での不動産バブルは、リーマンショックとともに消え去りました。

この轍を踏まずに済むのか、自身が思い描く未来と将来の金融資産の関係を熟考する必要がありそうです。

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