爆益・爆損は「市場のゆがみ」のおかげ

2021/10/18

投資


市場が理論通りに効率的であるならば、投資はもっと退屈なものとなるもののより多くの人に利益を提供してくれているはずですが、実際は全くその通りにはなっておりません。

富は偏在し、一部の人が大きく儲ける一方、人によってはお金を増やすために投資をしているはずがなぜか減少するという謎の現象に巻き込まれている方もいらっしゃいます。

超長期ではプラスサムのゲームと言われていても、刹那的にゲームに参加してしまえばそこにはゼロサム・マイナスサムゲームを超えた修羅の世界に足を踏み入れてしまっているかもしれません。

おそらく海外株を触っている日本人投資家の多くは、為替の影響もあり円建てで資産を計算すると見せかけのボーナスステージの中にある気がします。(※局所的な事故に遭遇している方は除く)

ゆがみは一時的に予想外の成果や被害をもたらします。市場は時間をかけてそれを是正してくれますが、人為的に補正されなくなることもあります。

その間隙を突くのが一般的に多くの方が想像する投資であり、ウォール街の投資銀行やトレーダーが得意とする世界です。

そこで勝つことに人生の目的や喜びを感じる方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの投資家は最終的にそこで生き延びることはできません。

ゆがみをうまく活用するためには時間を味方につけるのが手っ取り早いです。

そうは言ったところで、結局人は生き急いでしまうのですが。

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