
アーク・インベストメント・マネジメントのCEOキャシー・ウッド氏は、暗号資産の強気派として知られておりますが、先日上場したプロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF【BITO】の購入は見送ったとのことです。
ファンドマネージャーですので、先物に対する距離の取り方は非常に真っ当な感じなのかもしれませんが、先物である以上コンタンゴやバックワーデーションは発生しますし、たまにニュースで取り上げられているのを見ると実際に発生しているようです。
それ以上に税制面での問題も解決しておりませんのでその辺りの様子見が強いのだと思います。
商品系のETFと言えばゴールドシェア【GLD】が有名ですが、ペーパーゴールドと揶揄されるように、現物の裏付けがあっても未だに取り扱わない保守的な投資家も一定数いらっしゃいます。
金(ゴールド)はインフレに強いとされておりますが、それ自体が価値を生み出すわけではありません。
ゴミになって行く現金よりは遥かにマシなのかもしれませんが、主力の投資先にするにはクセが強い印象です。
資産を買うのが投資の基本ですので、先物としてのビットコインは商品であり、アーク社が思い描くイノベーションとは異なるのかもしれません。
もっとも、暗号資産が本当に通貨であるのならばその通貨を用いて投資する先があるはずですが...