株高による「陶酔の罠」は爆損から学べる

2021/10/30

投資


決算によって個別株は明暗が分かれるも、全体としては主要株価指数は上昇基調を維持しており恩恵を受けている投資家も多いのではないでしょうか。

ただ、バークシャーが繊維会社としての買収を事実上失敗した結果として現在のバークシャーが存在するように、今の一時的な成功よりも大きな失敗がその後の大きな飛躍につながることがあるというのも投資の面白さでもあります。

こうやって後から結果を見て成功を讃える分には簡単ですが、その成功までのプロセスには非常にしんどいプロセスを経る必要がある可能性も多分にあるのです。

自分自身の好きな或いは得意とするスタイルで結果を出すことは非常に達成感を感じますが、多くの場合はバイアスをかけて投資をすることになりますので、アンダーパフォームする可能性も覚悟しておく必要があります。

マイクロソフトがアップルの時価総額を再び抜き返しました。個人的にはマイクロソフトは好きではない企業ですが、その実績は認めざるを得ません。

こう言った選り好みが投資成績に影響したりするのですが、大外れを引いた時それを糧とできるのか、それとも一緒に沈んでいくのかは自分自身で判断しなくてはなりません。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言もありますが、歴史からも経験からも学びがあるのが投資の良いところです。

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