
日本株にらしさが戻って来ましたね。
「アベノミクス」を終わらせ「新しい資本主義」の構築を目指す岸田政権の宣言を受け、市場は素直に反応してくれております。(もちろんそれだけが原因ではないと思われますが)
株価は期待を織り込み済みの皆様におかれましては、既に織り込み済みかと思われますが、株主第一主義の意味を履き違えている方には国家が常に投資家が期待する資本主義を前提としていないことを教えてくれますね。
日本国内の投資家は平和な環境で過ごせている方が多いので感じることはあまりないかと思われますが、イデオロギーの選択ミスが財産どころか生命まで奪われるような環境でも、システムが機能するかどうかは非常に重要です。
日本のぬるま湯資本主義は、ある種恵まれた環境だからこそ成り立つのであって、だからこそ他国では見られない茹でガエルになる危険があるのです。
バラマキで誤魔化してきた政治が限界に達したとき、初めて日本社会は真っ当に資本主義と向き合うことになるのでしょうか。
結局人間は、追い込まれなければ動けないし変われないものなのかもしれませんが、実は怖いもの見たさの好奇心の方が主たる原因かもしれません。