海千山千の相場の世界ですのでとんでもないことをしている市場関係者はごまんといる訳ですが、こういった場面に巻き込まれないことというのも非常に重要なスキルではないでしょうか。
もちろん機関投資家とガチンコで仕手株戦ができる個人投資家というのも存在はしますので、そういった方は特に引き止めることはしませんが、普通は資金力、取引環境、情報量で圧倒する機関投資家の方が圧倒的に有利です。
確かにこういった現場ではとんでもなく儲かるケースがないわけではないので、一攫千金を狙った取引が当たることもあります。
ただ、その手法は万人向けではないのです。
市場は誰に対してもチャンスを与えてくれますが、市場の公正を揺るがす悪質な行為に対しては厳しい処分が必要です。
相場操作のようなペテンで盛り上がる市場ではなく、しっかりと市場が機能し恩恵が多くの方に届く市場なって欲しいものですが、結局現段階で取れる自衛の手段は「危うきに近寄らず」しかありません。
誰に対しても偽りなくフェアな取引をすることが、回り回って自分のためになるのが投資の世界の不思議です。