米国市場ではハイテク株が何年も市場を牽引してきました。
事あるごとに割高・高値警戒が意識され、ポジションを落とすファンドも多く見受けられましたが、結果的には失敗に終わりました。
ここ最近では唯一コロナショックの下落に関しては記録的なスピードで落ちたため「ハイテクは暴落します」が実現するかと思われましたが、結局は次の大きな上昇局面へのきっかけとなりました。
ハイテク株はもちろんのこと、レバレッジ系商品に小型株、暗号資産やコモディティ等々、一部のハズレ銘柄やインバース系の商品以外はほとんどが上昇し資産バブルを謳歌しております。
そして毎度のことながら、大当たりした銘柄で潤った投資家やファンドは来たるべきハイテク株の崩壊やセクターローテーションに備えて、銘柄の入れ替えや保守的なスタイルへの鞍替えを進めているようです。
風物詩といえばそれまでですが、裏目に出る方が増えるのも大ハズレを引くのも何故かこういった局面に発生します。
バイアスがかかることを回避しようとする心理自体がバイアスになってしまっているのだと思われますが、結局は他人とは違う自分を演出してしまっているのです。
ハイテクはいずれ本当に暴落するかもしれませんが、その暴落をも圧倒する何かを探しましょう。