最近また鳴りを潜めてしまっているベア派の論調ですが、実績をしっかり出しているのは中国のくまのプーさんこと習近平くらいな感じですが、FOMC後の隙を突くかのごとく、まとまった下落がありました。
ハイテク株を中心に大きく調整したようですが、金融株や製薬などは順調でしたので、なかなか市場全体が下がるといったような大きな流れにはつながりませんね。
とはいえ金融関係者からはここ10年近くの高パフォーマンスの影響もあり、次の10年はかなり厳しめのパフォーマンスを見込んでいる方も多く、そう言った記事や調査レポートもよく見かけます。
世界経済が破滅というと非常に悪い印象を受けますし、実際にあまり良いことではないのですが、戦後の焼け野原から日本が復興したときのように既得権益や老害が一掃された状態でスタートするのは若い世代にとっては朗報です。
なかなか今の日本社会では実現しそうにはありませんが、破壊的創造というのはそういう非常事態の方が日本では起きやすいのかもしれません。
暴落は多くの既存の投資家の懐を傷めますが、チャンスを掴もうとしている次の世代にとってはチャンスなのです。
世代間格差を正してくれるのは、実は暴落なのかもしれません。
