本日の東京時間は雪とともに沈んで行きましたね。
コロナの感染者数も再び拡大し始め、2022年の日常が戻ってきました。
『雪』といえば物理学者・中谷宇吉郎氏の研究が有名ですが、戦争中の軍事研究への関与や、人工雪結晶の研究費がゼネラル・エレクトリック【GE】研究所から提供され、間接的ではありますがアメリカ空軍の軍事予算だったことが問題視され、職を追われました。
最先端の研究の裏には軍事予算の影がついて回るのは、戦時中も平時も変らないものです。
科学の進歩は人類の多大な恩恵をもたらしてきました。もちろん株式市場の近代化もその恩恵の一つですが、中谷氏が説くのは自然の深さと科学の限界を知ってこそ次の新しい分野を開拓できるということです。
市場が冷え込むことは悪いことばかりではなく、自らの手法や立ち位置を冷静に見つめ直す良い機会です。
雪の結晶の美しさに魅せられた中谷氏のように、キラリと光る何かを人生の中に見出せるかもしれません。